いといとさんのワクワク布遊び

娘の結婚のお祝いにと、バービー人形にもウェディングドレスを着せてみました

白いレースをたっぷりと使い、ドレープもふんだんにあしらって

お人形の首に合うサイズの小さなパールビーズを探して、あちらこちらのお店をまわりましたよ、

髪飾りの小さな花や、ピンなんかも

きれいな金髪のバービーちゃんは、それはそれはかわいらしくて

嫁ぐ娘の姿と重なり、喜ばしいことなんだけれど、作っている私はちょっぴりさみしくて

でも、タキシード姿の新郎と仲良く、うれしそうに微笑んでいるバービーちゃんを見ていたら

お幸せにね、と思わず声をかけてあげたくなる程のできばえに

我ながら満足、満足

お式の当日はウェルカムドールとして、皆様をお出迎えしてくれました




後ろの着物も私が作りましたよ

本物の打掛を小さくしたもの

小さな世界はかわいらしい

さて

次は何を作りましょうか

わくわくの春










  

2月はあっという間に過ぎ、そろそろ桃の節句ですね

初節句のお祝いに、つまみ細工のつるし飾りを作ってみました

昨年の秋頃から、材料の赤い着物を探していましたが、なかなか思うような色柄のものがないのですねえ

ちりめんの着物を求めて、あちこち見て回ったのですが、赤のちりめんなど、なかなかお目にかかれるものではありません

風合いはちりめんには及びませんが、平織の絹の赤い柄の着物にやっと出会えました。

5cm角の正方形にカットして、その数３５０程

そのひとつひとつを花びら形につまんでいく作業

年明けから少しずつつくりためておりました

それがなかなか楽しいのですよ

こたつの中で時を忘れ、ひたすらちくちく

好きなんですよねえ、布を通過して行く針と糸の感じが何とも言えないー。幸せ

丸い発砲スチロールの玉の表面に、色のバランスを見ながらひとつひとつはりつけて

かざり結びのひもを付け、房飾りもあしらって、完成




なんと、すばらしい事でしょう

色の可愛さもさることながら、

着物としてのお役目は何十年も前に終えたであろう古い絹が

見事な作品として、よみがえりましたよ

これで、つまみ細工のお飾りは、おひな人形の横で、初孫の成長を見守ってくれる事と思います

日本の伝統文化の美しさを、僅かながら伝えるお手伝いができたかしら

さあ、お雛祭りがすんだら、五月のお節句に向けて、もう一人の孫ちゃんの為に、初節句のお祝い飾り作り

どこかで眠っているお着物さん達、出番ですよ、さあ目をさましてくださな


ではまた

　
  

以前気に入って集めておいた久留米絣のはぎれの数々、どんな風に形にしようか考えながら、何年も過ぎてしまいました

それが、やっととっても素敵なストールになったんです



複雑な細工はやめて、ただただ絣の味わいを残すため、シンプルに

はぎれの大きさそのままに、大小とりまぜ、はぎはぎ、ちくちくと、ひたすら首に巻ける長さになるまで頑張りました

あまりの楽しさに、なんと3本も縫ってしまいましたよ

黒色系、茶系、青系、洋服にあわせてとっかえひっかえ楽しめそう



パッチワークという程おしゃれでもなく、うーん、そうですねえ、つぎ　はぎ　といったところでしょうかしら

生地の風合いを生かすため、すべて手縫いにしましたよ。裏も表もわからないほどきれいに織られていましたから、ひとえ仕立てにしましょう

ひとえにすると、縫い代の始末が、、、、、。

大変でございました

が、しかし、窓辺で光にかざしてみたら、また違う表情を見せてくれました

透け感の美しさもひとえならでは、でしたねー

機械織りの久留米絣の生地でも、こんなに素敵なストールができあがりました



まだ手元に伊予絣の絵絣のはぎれがあります。どんな風に活かしましょうか。　楽しみ、楽しみ

いつか自分で織りあげた布地で洋服を作る日を夢見て、今日も糸紡ぎに励みましょ






  

今日は一日洋裁を楽しみました

春から初夏まで重宝しそうな、さらりとした生地

私好みのペイズリー柄

見ているだけで元気の出そうなオレンジ色

布という平面から、立体的な服へと姿を変えてゆく、そのプロセスがおもしろく

作る楽しさに加え、身に纏う喜びも味わえ

ああ、なんと幸せなんでしょう＾＾

出来上がったチュニックを着て、早く春の光の中を歩きたいな

春よ来い　　早く来い










  

アメリカに出かけた時に買って来たバービーちゃん。当時は水着姿でサングラスをかけていました。

冬になると寒そうな姿が気になって、この子に素敵な衣装を作ってあげようと思いました。




正絹の着物の生地を使って、足袋、長襦袢、帯、髪飾りなどにも気を配り。それはそれは楽しい手仕事のひと時を楽しみながら。

金髪も和風なヘアースタイルに結いあげましたよ。




かわいいでしょ？

そして、本格的に着物を着付けて。

素敵に仕上がりました。

今この子はなんと、ふるさとのアメリカにお嫁に行きました。

お世話になったアメリカ人のご夫婦のところへ、望まれて。

元気にしているかしら？

私の元から離れてしまうのは少しさみしかったのですが、受け取られた方の喜びの笑顔を思い描くと、プレゼントできて良かった、と感じています。

まだまだご紹介できる子達がいますので、お楽しみになさってくださいね。
  

以前お知り合いの方から頂いた男物の着物から、作務衣の上着と、ベストを作ってみました。

３０数年の時を経ても、ほとんど新品同様のとても状態のよいお着物で、素敵に仕上がりました

親戚のおじいちゃま、とおばあちゃまにペアで差し上げようと思っています。

作務衣の裏の背当て部分とベストの裏地ももちろんおそろいにして。

仲良くお二人で着てくださっている様子を思い浮かべるだけでも、ほっこりとした気分になります。  

木綿の綿から糸を紡ぐのは、私の楽しみの一つです。  

糸や布を使った手仕事は、私の人生のワクワクの源。
そんなワクワクを縦糸に、私色の人生を織り上げて行きたいと思います。